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ヘンプ 夢は何ですか?


ヘンプ 夢は何ですか?


ヘンプリーフ

ヘンプからプラスチックを!***バイオマス資源

日本文化に密着し古来より栽培されている植物・麻。

ヘンプは、脱・化石資源を象徴する植物として世界中の産業界から注目されています。

ヘンプは、病気や害虫に強く、農薬や化学肥料を必要としません。

種は必須アミノ酸がバランスよく含まれたオーガニックサプリメント。

種から抽出されるオイルで車も走ります。

衣類、建材、食品、化粧品、紙、燃料、薬品、プラスチック等・・・

生活必需品のほとんどを、ヘンプからつくることができます。

ヘンプのデンプン質を使って地球に還るプラスチックを創ることができます。

生分解性プラスチックとは?

*100%土に還る(土に埋めると5年から10年の時間をかけて生分解されてゆく)

*焼却(低カロリー燃焼。有害物質を出さない。100%無害。)

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2003年、トウモロコシの生分解性樹脂に麻の茎を混ぜることに成功し低価格化を達成。

おもしろいのは、日本製の麻の茎を使うと品質が高くなることです。

最高の素材を生みだすために、日本で麻を栽培する必要があるのです。


■ヘンプって何?

ヘンプはクワ科の一年草で大麻草のこと。害虫や気候の変化に強く農薬などの化学肥料もいりません。

土の中の有害な物質を吸収しながらも成長の過程で無毒化し土壌の回復にも役立っています。

又、一般的な植物の2倍~4倍の二酸化炭素を吸収して酸素を生みだします。

生育は110日というハイスピードながらも産業的な利用価値が高く、種から茎、繊維などを利用して何と25000種を超える製品に加工でき、既に紙や衣類、小物、フード類、生活グッズやコスメティック製品、建材などの製品化が実現しており産業的利用価値、環境保護の観点からも幅広く注目を集めています。

まだまだ大麻=麻薬というイメージが一般的な中で産業の為に使われる大麻、インダストリアルヘンプ(産業用に開発された品種)の開発によりさらなる可能性を秘めています。

又、海外では医療としての利用も急速に進んできています。


■ヘンプ(大麻麻)が日本の生活に

大麻麻は世界中で古くから活用されてきました。

日本では縄文時代の遺跡や文献からさまざまな形で大麻麻が利用されてきた事がわかっています。

古くから麻として生活の中でも親しまれてきたもので、現在でも神社の鈴縄やお盆の迎え火、結納の友白髪などに大麻繊維や茎が使われるなど日本と大麻麻のつながりが残されています。

身近なところでは七味唐辛子にも一味として大麻の種が入っており、少し昔までは蚊帳や萱葺き、下駄の芯縄、畳の縦糸など生活の中で普通に利用されていました。

もちろん湿度の高い日本の夏の衣類にも欠かせないものとして使われてきましたが、石油産業の台頭をはじめ大麻麻は別の物へと変えられてきました。

ほか、地名に麻の字がつくところは古くは麻の産地だったり名前に中に麻の字を使う中には、麻のようにすくすくと育って欲しいという願いが込められています。

生まれたばかりの赤ちゃんに着せる産着の柄の定番として、麻葉柄が使われる事が多いことにも同じ願いが込められています。


■日本で規制されているのは

古くから日本で親しまれてきた大麻麻の栽培は第2次世界大戦後にGHQの影響で規制されました。

アメリカの大麻取締法の制定の背景には1930年代のアメリカの石油産業の活性化のためという仮説が多く、現在まではっきりとした理由は明らかにされていません。

現在、日本では伝統的利用などの理由に限り免許制で栽培が許可されています。


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